2007-01-01から1年間の記事一覧
それは両輪であるのだろうし、決して人の目に晒してはならない。二つがあなたの動機であるならば。 あなたの不安を、私は癒してあげる事はできない。誰かの不安に引きずり込まれるなら、必ず破滅してしまう。 では、と思う。 あなたの欲望は。 そんなものす…
何の為に人は生きているのか。それは時の流れとともに少しずつ変わっていくもので、幻は姿を変えていく。 人は歳を取らなくなり、そして老い、あなたの祖母とあなたは違う顔をしている。 あなたは彼の何が欲しいのだろうか。それは変わる、変わっていない。…
友人の指を覚えている。大人ではなく、子供でもなく。 それはひどく短くて、爪は小さく丸くすり減っていた。その子はそれをひどく気にしていたけれど、私は何も言わなかった。 「あなたの指はきれいね」 あの頃と私の手は変わっていない。 美しく手入れされ…
一人でいると不安になるから。 自分がどこにいるかわからなくなる。 ずっとひとりでいるものだと思っていた。誰も私の前からいなくなってしまうから。引き止めることはできない。いてくれと言うことはできない。どうせ誰にも執着してはいなかった。 けれど傍…
自分の書いてるものが読めたもんじゃないのは知っている。でも保つ力がないのだから仕方がない。 人の身体とどう違うのかわからない。どこでこのゆく先が決まったのかわからない。ただ耐えられない。どうごまかしても、いまここにいて、ただここにいることに…
力がなくなっていくことが許容できない。まだ頭が追い付かない。 期限を切って明日死ぬといってよ。何やってるの?どこが悪いの?何もわからないのに。 まだわからない。この先どうなっていくのか、馬鹿馬鹿しい状況が終わる日がくるのか、まるでわからない。
わがまま?何が?(笑) いなくなってよ誰もかも。 話してるのが苦痛。何も保っていられない。自分の本当のことなんて欠片だって話したくない。
けれど相手はよくわかっている。自分などより。 思いと感じることとは違っていて、見抜かれた時死ぬ思いがする。
実際の問題というのは自分の手に負えないもので、誰にも関わってほしくないと思う。たとえばそこに対象があり戦う意志があるというなら、誰かに傍にいて力になってと言うかもしれない。自分がその中に沈むよりないのなら、そのざまを人に見せようとは思わな…
ま、奇矯なもんだしな。書いたもんは。本当のとこナルシズムの人じゃないし。 疲れたなあ。
「育ちのいい娘さん」というのがどんなものに縛られているのか、誰も見ないのだろうなと思う。隠せと言った物をどうしろと誰も教えない。いずれ幸せにはなるなと言われて大人になる。 ねえ、あなたには関係のない事だろうね?自分がなぜ彼女に魅かれないかな…
その歌の中で、ライターを弾く音で拍子を取る場面があった。 一人で過ごさなければどうにもならなかった頃、私は吸いもしない煙草を買ってきて火をつけた。ホテルに備え付けの安い灰皿に煙草を落として、熾火のようなものをぼんやりと見つめていた。 コカ・…
眠り続けた時期というのがあって、日にいくらも起きていられなかった。当時ある人になぜ来ないのかと詰られて、答えることができなかった。私には自分の身体の事がまるでわからなかったから。それについて誰にも話す事はなかったから。他人が私の身体につい…
あとで自分のしたことに気づくことがあるから。 目が覚めて身体が力を失っていることに気がついて軽い絶望に襲われるから。 この身体では何に関わることもできないから。言葉を連ねて何かに働き掛けている。肝腎な事は口に出せない。力が足りないから。誰か…
んーん、やっぱり香りにくらっと。 私こんなんばっかじゃんね。 あれだ。猫が喉鳴らしてる感じか。
上の話の続きで、日本のマスコミの氾濫させる「かわいい」像を馬鹿みたいと斬って捨てていたけど、まあそれはそう思うんだけど日本って昔からそういう国だしなあ。雑誌の傾向見てると「かわいい」じゃなかったらいきなりイケイケなセクシーに振れちゃったり…
安物のコンシーラーを買って、コーヒーショップでぐたぐたする。 出会い系の売春待ちの連中がたまっている場所があって、そこを避けるのに地下をくぐる。短い丈のスカートにハイヒールを履いていると勘違いして声をかけてくるバカがいて、いつか蹴りを入れて…
そうか佐藤孝行か。 だから何だと言われると困るが。
これ以上は駄目だとわかる時がある。昔はわからなかった。それほど私の身体はもう弱ってしまったのだろうし、無理をすれば今まで以上の結果がそこに待っている。なくすものなどもう全部なくしてしまったけど。
グレゴリオ聖歌にはネウマ譜というのがあって、さわりだけ勉強したことがある。もう全て忘れてしまった。 義太夫などでも備忘に近い記譜があるはずだがそちらはよく知らない。 グレゴリオ聖歌には東方を感じさせる響きがあって、当時流行していた音楽という…
以前知的障害の女の子と知り合って、その内の修羅を垣間見ることがあった。彼女は私などよりよほど女だったといえるけれども、それはちらちらと彼女の母親の目を通して見えていた。 無論娘というものは本来母親から女の面を隠すものであり、その意味する行き…
なんというか私の周りには異常なほど神経の細い人が何人かいたのだが、その一人の近況を耳にしてちょっと脱力してしまった。その人の対人恐怖症に付き合わされて私は相当苦労させられたのだが、私はずっとその手の人達に付き合わされ苦労する役回りだった。 …
全てぐちゃぐちゃになってしまう。疲れ切って何もかも耐えられなくなる。 自分の言葉が書いていけない事とわかっていても、もう今更どこにも戻れないから。泣くだけ泣いたってどうしようもない。仕方がない。私の身体はこうなのだから。 こうやって何も言え…
少し身体が楽になって、つらつら考えていた。自分にとっての現実は常に人と違っていたことをだ。 大概の場所で私はよそ者として扱われたか、もしくはその裏側ではじき出そうとする力を痛感することになった。 それは一つの現実でしかないのだが、私はそこで…
実名主義はそれはそれでありだろうけれど、色々の批判を除けて、弱者というものへの感性が欠けているかなという気がする。「はてな的」弱者ではなくて現実の弱者。 私は書きすぎているようで現実の生活について何一つ書いていない。私の体のことなど誰も知り…
というのを好きになるタイプがいて、彼女は「相手が振り向くと飽きるの」と言っていた。 その時彼女が追いかけ回していたのは私に好意を持っている男で、そのことは、彼女からそれとなく告げられて気がついた。私はその人には全く興味が持てなかったけれど、…
桜がきれいに咲く公園があって、昔からその時期にはその公園に行く。記憶の中にあるそれとはずいぶんと周辺の景色が変わってしまったが、なんということもなく雑踏に紛れる。 恋人を連れた男と目が合って、少しの間視線が絡んだ。 男は連れに声をかけられ互…
昨日珍しくテレビを見ていて野球にチャンネルをかえたらば、スコアのところに『ソ』と『ロ』と書いてある。 「ロッテと・・どこだ?」と呟くと、即座に「ソビエト対ロシア」という返事が返ってきた。 そのカード、あったらすごいけどねえ。
なぜ生きることはこんなに難しいのか。次の歩みにどちらの足を出していいのかすらわからない。 あなたはどこにいるのだろう。誰も大人になっても何も変わらないと言うけど、私はそうは思わない。こんなに何も見えなくなるなんて思わなかった。大人が生きよう…