スタイルの問題

上の話の続きで、日本のマスコミの氾濫させる「かわいい」像を馬鹿みたいと斬って捨てていたけど、まあそれはそう思うんだけど日本って昔からそういう国だしなあ。雑誌の傾向見てると「かわいい」じゃなかったらいきなりイケイケなセクシーに振れちゃったり、もう少し地道にいこうよとは思うが。


スタイルのあるのがいいというとどこもそういう特集で、ジェーン・バーキンがしゃべってて。なんかなあ。偉そうに言える立場ではないが、まあそういうのがかっこいいでしょというのはわかるが、それさえも与えられる「餌」でしかないわけで。ただ、かわいいってのは脅威ではないということで、社会に自分を適応させているということだからそれは日本人の女の子の処世なんだけどな。だから私はそういう女の子には圧倒的に地力でかなわないなと思う。
スタイルを持つということはファッションの問題じゃねえだろと思うし。私自身はそんなものないけど。なんていうかなあ、好むと好まざるに関わらず自分がある一定の人たちに脅威でありうるというのはとてもしんどいことで、そうしたらどうしても人と違うところを歩かざるをえないわけで。スタイル貫くというのは日本社会では難しいんじゃないの。私だってあれ以上孤立したくないよ。あれ以上は現実に過酷。
そういう哀しみも分からないで、気軽に言うよなとは思うな。あんたに人と違っていることができるわけないじゃないか。