苦しみと嘘つき

なぜ生きることはこんなに難しいのか。次の歩みにどちらの足を出していいのかすらわからない。
あなたはどこにいるのだろう。誰も大人になっても何も変わらないと言うけど、私はそうは思わない。こんなに何も見えなくなるなんて思わなかった。大人が生きようとしていないと見えたことが、そのまま理解できる日がくるなんて思わなかった。


誰ももう自分の為になんか生きてやしない。なぜ言わないの?気付いてないふりをしているの。
苦しみの中のほか、何も見えやしないのだと知らなかった。踏み躙られながら目に映る景色だけ、本当なのだと知らなかった。


自分で自分を切り捨てられない。
私の携える苦しみはひとつだけ。