コーヒー・コーヒー・コンシーラー

安物のコンシーラーを買って、コーヒーショップでぐたぐたする。
出会い系の売春待ちの連中がたまっている場所があって、そこを避けるのに地下をくぐる。短い丈のスカートにハイヒールを履いていると勘違いして声をかけてくるバカがいて、いつか蹴りを入れてやろうかと目論んでいる。


と思ったら、コーヒーショップの前に大馬鹿がいやんの。
隣の書店にて雑誌を購入、ミスユニバース関連のインタビューを読む。仕掛人のイネスという人の言うことを読むに、要するに事は世界基準の美と日本人ということか。偽物の赤いサテンのイメージが抜けなかったミスユニバースの変貌は、この人辺りからも少し背景を手繰ったらおもしろそうだけど。


「私ははじめから『日本人の女の子が世界で一番美しいのよ!』と言ったけれど、皆笑ったわ。」
この一言ににいろいろと集約されてる感じだなあ(苦笑)


新しい「美の基準の仕掛け」のようなものがやはり透けて見えてしまったところがあって、森理世という子立場的に辛いとこに立たされてかわいそうだったけど、この子嫌いじゃないんだよな。普通に話合いそうだし。一種の「マイフェアレディ」ではあるんだけど、仕込んだって馬鹿は馬鹿のまま変われないわけだし。「ベイビーみたいに十九歳だった」ところも残ってるし、むき出しの上昇指向がなさそうだからかえって先が大変そうだけど。自分の外見は置いとくとして、中身はこっち系ウケるようになってくれないとこっちも困るんだよなあ。


あー、コーヒーが甘い。