前のブログを調べていたら、
今回の騒ぎを示唆するようなエントリがあった。
「ソウル・トレイン*1」という脱北者の映画を見に行った時の話。
人生とんぼ返り : 「ソウル・トレイン」を見て(リンクは切れてます)
映画上映の後ゲストとして監督ジム・バタワース氏、人権活動家のティム・ピータース氏、千基元(チョン・キウォン)氏、「北朝鮮難民救援基金」の加藤博事務局長が壇上でお話をされました。司会進行の野口孝行氏は脱北者を助けたかどで中国で逮捕、収監されていた人物。皆さん当時ニュースでご覧になっていたでしょう。
まず最初にあえて書きますが、受付で民団の人はこちらに署名をという用紙があったんですね。「まあそりゃそうだろう」と思いつつ、こういうのがネックになるんだよな、とはやはり考えてしまいました。ちょっと書き方が難しいのですがね。
<追記>
書いていることが、わかりにくいとご指摘があったので追記。
民団が出てくるというと、この問題に政治的な思惑がかかわっているのではないか、と警戒心をもたれる方がいるだろうと思いました。「だから脱北問題には、日本人は下手に関わるべきではない」というね。実際にそういうやり取りは、他の人間と私との間で、今まで何回かありましたから、「こういうのが(脱北問題への理解への)ネックになる」と書いた。
こんな事も書いていた。
冒頭、わざと民団の存在について触れました。無論「総連」ではないわけです。在日問題にばかり目をやって、我々は北の人間たちをを見殺しにしてしまうのか?ということです。活動家の方たちも、政権が崩壊して難民が流出したら、周辺各国はえらい事になるのだとはっきり触れていた。拉致問題での議論のように、「ボートさえないから、日本には来れない」などというごまかしは彼らは言わなかった。綺麗事で済む話ではない。致命的な間違いがどこかで起きるかもしれない。
でも、放って置くことという選択肢は取り得るのか?ということです。
で、映画の内容や活動家の方たちの話を書いた後(この間のエントリの内容とかぶってる)今回と同じように脱北者に冷たい保守を、ダブスタと罵倒しまくったのですが(私の芸風は、昔からあまり変わってません)、実は当時、脱北者支援NGOのひとつである北朝鮮難民救援基金から、エントリにこんなコメントを頂いた。
北朝鮮難民救援基金様から以下のコメントをいただきました。(下のコメント欄を参照)
当日の受付の「民団」だけ別にしていたことに関して、少し誤解がありますので説明させていただきます。
脱北者支援民団センターとは、脱北し、日本に再定住した元帰国者である在日朝鮮人や日本人配偶者ならびにその家族に対する支援において協働しています。
今回の上映に関して、センター側には切迫した日時に一定数の前売り券を買っていただき、支援センター側もそれをセンター支援者に手渡すことが時間的にも困難であったので、関係者が来場した場合はチケットを手渡してほしいとのことで、受付をあのようにしたのです。
支援センターがこの件に関して政治的に介入しているとか、圧力をかけているとかいうようなことは一切ありませんので、誤解なきようによろしくお願いいたします。
ここにもう少し私の見解も書いたんだけれども、説明がないとまた脊髄反射されそうなので、説明エントリを続けます。ただ、このコメントをもらって、このエントリを書いたことを私はものすごく後悔した。民団云々なんか書かなきゃよかったと。NGOの人にこんな事を書かせた自分にうんざりしました。その辺が、私が脱北問題を書く時、凄く慎重になる理由でもあります。
で、ここでインターバル。