池内恵氏のエコノミスト記事から。中国の歴史認識と安全保障

前提になる記事
現在の歴史認識問題について | 中東・イスラーム学の風姿花伝

今まとめる元気もないので、ここからコールだけします。
長々続けてもお互い疲弊してしまうし、議論を吹っかけるようで、あまりブログから呼びかけたくないんですが。

今までの議論はここから。見にくくて申し訳ないのですが、inumashさんとのやり取りです。(【追記】スマートフォンの方も、下の方にあるPC版表示に切り替えると、わたしとinumashさんのコメントを同じ画面で見る事ができます。下から遡って読んでください)


id:inumash これは違います。『中国の拡張政策と日本の戦前回帰は相互作用と〜』
南シナ海だけでなく中国は世界中で動いている。紛争前にウクライナ核の傘を提供するとまで言ったし、南米、アフリカ、それは無論日本への対抗とは関係がありません。それらは軍事的な意味だけでなく資源や交通などの問題ですが、しかし入れ子のように軍事(例えばシーレーン)の問題でもある。まさにそれが、習近平が米国に太平洋を分割しようと言い放った理由です。また同時に、中国のやっている事を軍事的脅威と見なすか否か、境界線は難しい。あなたは既知の問題と言いますが、その既知の問題の性質について知らないんです。
私が今回コールをしたのは、inumashさんが記事の構造を誤解されてるとわかったからです。あなたをやりこめようとも、議論を吹っかけようとも思わない。ただあなたは元記事を読んでいなかったように見えたし、そのせいで池内氏に無用の批判が行っていた。私としては背景を説明できればよかったし、そして多分あなたは聞いてくれている。
左派には、右派の欺瞞への批判的視線(この箇所わかりやすく修正しました)を通して中国を見る傾向がある。でも、それではやはり足りないんです。中国だけではなくて。もちろん左派の問題だけではなくて(あなたは左派よりリベラルと言った方が近そうですが)。


【追記】
コメント欄で延々と続いてます。
文章自体はわりと読みやすいと思うので、興味のある方はご覧ください。

【追記2】
コメント終わりから、このエントリに続きます。
安全保障と、日本の議論の歪み - エレニの日記