スティーブン・セガール、クリミアのプロパガンダバイクショーで熱唱


【予告編】


そしてスティーブン・セガール



プーチンTシャツを受け取り、自らのブルースバンドを引き連れ歌っております。

この会場、一応バイクショーなんですよね。
セガールが出てたのは下で紹介するメインショーの翌日らしいんですが、以前プーチン大統領が出演し日本でも話題になった(当時のニュース動画)、クリミアはセバストポリの「夜の狼たち」の主催イベントです。


メインショーを通して見ると、ウクライナのマイダンデモの象徴がナチスの鉤十字だったり、ウクライナ軍の装甲車を親露派民兵が攻撃して兵士が火だるまになって逃げ惑ってたり、$マークのついたイルミナティのピラミッド(てっぺんに目のついてるあれ)の前で大勢が太鼓叩いてたり、上から下まで凄まじいアンチウクライナ、アンチ西側プロパガンダ構成になってます。

オリンピックの演出と見紛うばかりの凝った演出に相当金つぎ込んでる様子がうかがえますが、バイクショー部分は全体の三分の一以下でかなり本末転倒した構成です。(全体はこちらの記事を参照


下の動画で首吊られてるのは、西側のナチス傀儡人形という設定だそうで。読み上げられてる詩も同様。



ロシアで公然とスターリン礼讃が口にされるようになってきてるというのは読んだ事があったんですが、この中でも狼たちのヘッドがスターリン賞賛の演説(ロシア語なんで当然私にはわかりませんが)がされているとの事で、何かもうどこまで行くのかなと。
前年のテーマはスターリングラードですので、このノリで演出したかと思うとマジで悪寒がします。


話をセガールに戻しますが、プーチンに会った時、彼が嘉納治五郎の等身大の銅像を置いていたのに感銘を受け「もっと彼を知りたいと思った」とのことで(参照)、ジェラール・ドパルデュー参照)と共に、二大「ロシアに魂を売った男」として現在とても有名になっています。
ドパルデューはこないだモスクワにレストランを開店したというニュースが出てましたが、今後色々やらかしてくれそうで個人的に大変楽しみにしています。



最後に一応フル動画を。
いったい幾らかかってるんですかねこれ。