2013-09-05 眼差し まだ笠をかけずに、裸の蛍光灯を眺めている。 安物だったから接触が悪くて、もう買い替えなければならないのかもしれないが。 見慣れた風景、というのには自分の嘘が入っているのだろうと思う。 見たくないものは見ない。首にいらない力を入れて、退屈に自分を落とし込んでいく。 自分の嘘を暴き出していって、それで何が残ったのか。知りたかったものは、伸ばした手の先をその度に逃げていく。 微かな不安というのが結局どういうものなのか、わたしは知りたかったのだけど。