中国のツイッターとアートと人権?

こないだの艾未未蟹パーティーの様子。
さすが中国。マジおいしそう。
http://aiwwenglish.tumblr.com/post/1538433558/ai-weiwei-river-crab-feast-shanghai-studio-by



あれから少しアイ・ウェイウェイのことや中国のツイッターのこととか読んでたけど、完全に日本のネットは追い越されてると思った。
四川大地震に関しての活動や作品が、ツイッターと共に彼らを結び付けているのだなあと実感した。このマップもその延長線だなあと思う。

メディア・パブ: ソーシャルメディアと市民ジャーナリズムが連携、中国の不法事件マップを作成


ウェイウェイはツイッターで、その日誕生日を迎えるはずだった四川での犠牲者の名前を毎日ツイートしている。彼らの遺したデイバッグを集めて作品も作っている。そして四川の犠牲者の調査をしている時、中国当局の妨害と批判を受け、役人に殴打され、運が悪ければ彼は死んでいた。
彼がなぜ中国のある種の若者に熱狂的に支持されるのか、よくわかった。彼の守るべきと言う人権は、括弧つき輸入物のそれじゃないからだ。蒼井そらさんが四川への募金を募って、なぜあんなに感謝されたかも理解できた。



このエントリ、文章が非常に美しい。
任彦芳:私の見た艾未未(アイ・ウェイウェイ)(1) - 思いつくまま
任彦芳:私の見た艾未未(アイ・ウェイウェイ)(2) - 思いつくまま



2ちゃんの子たちは艾未未を知ったらどう思うんだろう。
翻訳されているウェイウェイのツイートをたどっていて、馮正虎という名前で引っかかった。彼も四川で活動していた人権活動家だが、成田で足止めくらっていたあの人だ。
気付いてちょっと愕然とした。日本人はみんな成田のあの事件は知っているけれど、肝心の彼が何をしているかは知らない。
中国の芸術家を見たらそこに人権問題があって、その向こうに世界が広がっていた。なんか今そんな感じ。