中絶話に首を突っ込むつもりはないんだけど、
日本は戦前辺りまでは養子縁組はけっこう頻繁だった。それが何で変わったんだろう?と、時々考えることがある。今は実子にこだわる夫婦が多いけど、昔は不妊治療もなかったから、そういう例は養子をもらっていたんだろう。ただこういう話も、自分の身近な例を考えると、口に出すのがためらわれる。多分彼女たちが読んでいないと思っているから書いているけれども。やっと授かった子供を失ってしまった女性たちの傷がどんなものか、私はその一端を知っている。
養子をもらわなくなったのは、やはり社会構造と意識の変化が大きいんだろうし、家の保持というだけの問題でもないなと思う。何が変わったんだろう。