目にする向き

少し身体が楽になって、つらつら考えていた。自分にとっての現実は常に人と違っていたことをだ。
大概の場所で私はよそ者として扱われたか、もしくはその裏側ではじき出そうとする力を痛感することになった。


それは一つの現実でしかないのだが、私はそこで子供ではなかった。歩くべき道はいずれ消失することを知っていて、そこで生きていくことを常に考えていた。それは当たり前のこととして現実のことでしかなく、私は誰のことも傷つけたくなかっただけの話だっただろう。

変わった事

全てぐちゃぐちゃになってしまう。疲れ切って何もかも耐えられなくなる。
自分の言葉が書いていけない事とわかっていても、もう今更どこにも戻れないから。泣くだけ泣いたってどうしようもない。仕方がない。私の身体はこうなのだから。
こうやって何も言えなかったときと、何が違うんだろう。あの頃と今で、言っていけないことを書くようになって、何が変わったんだろう。人の迷惑を省みないようになってから、何が変わったというんだろう。


馬鹿々々しいとわかっているのに、それでも身体はこのまま。力だけなくなっていく。それだけは鮮明な事実。
ねえどうすりゃいいのよ。あなたを困らせても仕方ないけど。一瞬でいいから全て忘れて狂ってしまえればいいのに。一緒に狂ってしまう人がいればいいのに。これ以上生きていたいなんて思わないから。