中国政府、勝手に司教任命再び

案の定、上海万博直後にやってきた。

中国 ローマ法王庁の許可なしに司教を任命(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース


2006年の記事。

中国政府公認のカトリック教会「天主教愛国会」が独自に中国人司教2人を任命し、バチカンとの対立が表面化している問題で、愛国会の劉柏年副主席は香港メディアに「今後は(人選の)バチカンへの事前通告をやめることもあり得る」との考えを示した。双方の不信感は深まっており、外交関係復活への見通しは一層不透明になってきた。 ▼中国系香港紙文匯報などが8日、伝えた。 ▼劉副主席は「任命は教区運営の必要に基づき、民主的な手続きを経て行われた」とし、「(独自の司教任命に対するバチカンの批判は)司教任命を政治問題化させるものだ」などと反発した。今後の対応次第で、司教任命の際の事前通告を取りやめる意向を示した。 ▼香港紙などによると、バチカンと断交状態が続く中国ではこれまでも愛国会が独自に司教を任命してきたが、バチカンには事前に通告。これに対し、バチカンがその任命を受け入れたこともある。 ▼任命権の所属問題は両国の国交樹立交渉の最大の障壁とされるが、愛国会は4月末から雲南昆明教区、安徽教区でバチカンの反対を押しきって新司教を任命。バチカンの批判に、中国政府が「中国のカトリックの歴史を顧みない道理に欠けた批判」と応酬した。


asahi.com:司教任命 中国公認教会「今後はバチカンに不通告も」
           2006年05月08日20時43分


バチカンは台湾の方と国交を結んでますが、この頃中国に鞍替えするのではなどと言われてました。活発なやり取りはあったようですが、こういうことで結局ぽしゃった。
北京オリンピックをめどに国交回復などと、中国側はバチカンを利用する気満々でしたけどね。



2006年の時の推移をまとめていらっしゃった、あんとに庵さん。
この時は結構騒然としてました。
あんとに庵◆備忘録 - 本日の馬鹿珍ニュース