弱い者に見えるもの


なんていうんだろ、ネット弁慶というのがあるけど、ブログの罵倒口調みたいなのはわたしは割とそのまんまで。

こないだ人気記事に、人を思い通りにしないと気が済まない人という話が出てて、なんつーか、弱い人の視点だなと思ったんだよね。

そういう「思い通りにしたい」ようなタイプは、わたしからは目に入らないか、対立するかどっちかで。


昔、学校のお芝居で私が他の女の子の頬をひっぱたくシーンがあって、練習の後その子の友達から、「さっきのA子の耳まで当たって、耳がおかしいって言ってるんだけど、あんたわざとやったの?」って言われた。
びっくりしたんだよね。A子の事は心配だったし申し訳ないと思ったけど、そもそもそれ疑うのかっていう。

まあ結局なんともなくて、その後何も言われなかったけど。
そういう、勝手に意志を汲み取られてしまうっていうのは時々あって。

弱ければ、これで絡め取られるんだなっていうのは漠然と感じた。
彼らがわたしを囲んで糾弾したがってるのはわかってたから。


自分は誰かがこっちを疎ましく思ってるとか、どこにどう嫌悪感を感じてるのかとか、そこそこ感じ取ることができる。それに気づいてるって事は、大概外には見せないんだけど。
向こうがそれをこっちがわかってないと思って、つるんでこちらを見下ろしてくる感触までは結構見えている。そこにある感情や従わせたい欲求って、こちらからはとても醜く見えるものだし。


健康でなかった分、わたしは自分の足りないとこ、いやなとこをしょうがないんだなと割り切れてしまえるんだよね。
あっちもおかしい、自分にも原因がある。でも、ま、しょうがないわなっていう。

でも、そこを自己嫌悪に引きずられると、つけ込んでくる奴も出てくる訳で。



「あなたが悪いのよ」、って、「だから?」とわたしは思うし、彼らのいやらしさに嫌悪感と強烈な反発を感じる。
なんであんな連中の意思に従うんだろうな。残念ながら、わたしにはその弱さが愚かに見える。

絡め取りに来る手をわたしは叩き切らないと気が済まないし、なんでそれをしないかっていうのは、結局感覚的にはわからないんだよね。