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同じ事をただ繰り返す。
自分の姿を見たくないが為に逃げて逃げて逃げて、なぜそれを私に放り投げるのか。
わたしは何も知らない。時を無駄にする事しか知らない。
言葉は己の馬鹿さ加減を炙り出すだけだ。
もしあなたが自分の姿を見るなら、そこには結局何があるのだろう。
いまさら取り返しなどつかないと、信じ込もうとするあなたに。
ここにいるわけにはいかない。
それはわかっている。
「ここではない場所」は、わたしの書く言葉そのものだ。それはわかっている。
許される言葉など何もない。
わたしがどう思おうと、世間があなたに優しかろうと。