紅茶の日 福袋

本日は紅茶の日です。が、例年この日はあまり大したセールは行われてません。なぜなら、年末福袋が紅茶店のかき入れ時であり、タイミングが中途半端だからです。


今日のセールでめぼしい物というと、セイロン紅茶専門店ミツティーさんの紅茶福袋 (たっぷりセイロンティーとインドの紅茶10種)くらいしか見つけられませんでした。
4600円とお高くなりますが、福袋ですのでそこはそれ。入っているお茶も、蛇の道情報収集の限りでは結構評判の良いのが入っているし、セイロン専門とありますが、今年はダージリンとアッサムのセカンドフラッシュが入っているのでお得かと思います。(でも年末に出る福袋の方がお得かもしれない)


今年は気候が悪く、インドもセイロン(スリランカ)も*1出来が良くなくて、特にダージリンは、限られた出来の良かった茶園に入札が集中するという事態になり、値段も高騰、どの店もとりあえずタルザム(トゥルザム)茶園とリシーハット茶園という状態になっています。ミツティーさんはタルザムも入っているので良いかなと書いたんですけど、実は私この店のタルザム飲んでいて、まあ、一応合格点だけどまあまあかな、という感じです。


昨今紅茶が値段がすごい勢いで上がっていき、勢いが止まる気配がないので、そろそろ私的には愛想が尽きつつある現状ですが、いつも思うのは「安くてうまい紅茶店は紅茶好きしか知らない」ということ。福袋もそうなんですが、興味はあるけどどこから入っていいのかわからない、高い紅茶とかたまにもらって飲むけど、安いんなら自分で買わないこともない、というような人にぴったりの店は、紅茶マニアしか知らないんですよね。
で、事をもう一段複雑にするのには、紅茶マニアが好きな紅茶は、万人が好きな紅茶なわけじゃない。


紅茶お得情報を紹介するのはきっと人の役に立たないこともないと思うけれど、知り合いにお気に入りの紅茶を淹れても微妙な顔されて涙目、というのがマニアが必ず通る道であり、いい店を教えても流されることが多いです。入れ物が立派な欧州ブランド茶はプレゼントすると喜ばれますが、入れ物と流通にカネがかかってる分中身は(以下略)であり、まあ有名ブランド紅茶をあまり飲まないのは、香りがないと紅茶を飲んだ気がしない私の嗜好によるもので、特にミルクティーを淹れるときは English Breakfast とか Afternoon Blend とかがよいと思いますが。


紅茶マニアがショッピングに奔走する年末、気が向いたら福袋情報を書くかもしれません。最近自分がほとんど買わないので、情報を紹介しようかなあという気になりました。まあ今回はほとんど書きませんでしたが。

*1:インドにはダージリン、アッサム、ニルギリという三大産地、スリランカにはディンブラ、ウバ、ヌワラエリヤ、ルフナ、キャンディーという五大産地(最近はサバラガムワ、ウダ・プッセラワを加えて七大産地としているが、まだ一般的ではない)があります