頭痛

軽い頭痛がして、なんだかぼんやりしている。
といって、さっきまでとてもそんなこと書く余裕はなかったのだが。


ここの所昼間の様子がおかしかったのはこれかと思う。
これが何の兆候かはわかっていて、あの頃より落ちた体力を考え、今度はどこまで行くのかなと考える。



あの頃私はある地に滞在していて、結局それを最後に身体を治すことをあきらめた。



私が彼と話していてどれだけ辛かったのか、なぜさっさと離れてほしがったのか、我儘な理不尽な対応をして突き放したのか、彼は知らなかっただろうし、笑いながら話している一分一秒、楽になることなんかないことを、どうやったって理解することはなかっただろう。


彼の軽さもひとりよがりも、誰かのジョークもからかいも、何気ない誘いですらも、間の齟齬でしかない。


横になって、息も整わないままで、笑ってしまう。
早くいなくなればいいのに。あの女は馬鹿だといって、何にも気づかないまま。