体を治すということがあって、それはあがいてもあがいてもあがいてもどうにもならないことであって、子供の頃からもう治らないことは薄く知っていた。


力がなくなればどうなるかは知っているし、今みたいにそれに近づいてしまう時はやはり恐くなる。どのみち抵抗などできないから。
こんな時理性を保っていなかったらもう少し楽なんだろうか。けれども私はここで自分の身体が駄目になっていくのを見ているより仕方がない。