東北部には朝鮮族自治区なんかもあるけど、

中国東北部、まあ旧満州辺りはこれから開発とか言っていて、実は例の呉儀副首相が日本でドタキャンして帰りやがった時も、北海道はしっかり訪問しており、北京に帰る前に大連に寄っている。


中国は中国東北部、ロシア極東地域、朝鮮、北海道辺りを経済圏として構想している感じもあるのだが、(東北部と東北・北海道との連携はわが国の経済産業省も推進)その視点から見ると、やはり焦点は日本のカネ。王毅大使は北海道に中華街なんてこともぶち上げていた。中国東北部はめちゃめちゃ貧しい地域なので、下手な移民の受け入れ方をするとろくな事にはならないわけだけど。
ロシア極東地域は現在中国人だらけで、そのおかげでナショナリズムが盛り上がってしまっているという状況もあり(この辺は元々中露間の領土問題もある)、この辺は北海道の知事さんは無防備に乗り気すぎと以前確か書いた。



まあ北海道は万年不況状態で経済活性化には願ってもないチャンス。確かに使える発想であるはずなんだけど、の割にこの辺は宗男さんも触れてる様子がない。という程度の動きではある、んだろうけど。
北方領土の視点で見ると、ロシアと北海道ということにもなるんだけれど、千島列島は極端な程交通の便が悪いので、新鮮で良質な食べ物すら手に入りにくい。モスクワとはあまりにも距離があり、本土に行くには飛行機を使わねばならないために、交通費がかかって物価がどうしても高くなる。それって日本との流れが遮断されているからでもあるわけで、サハリンの領土強硬派も経済交流は全然乗り気。



日本は隣国との付き合いという発想がないけど、もしこの辺の感じが実現していったらどうなるんだろうなあと考えたりする。言葉違うし、本格的に実現といっても難しそうな気もするんだけど、中国と北海道の枠組みくらいは国がそれなりにやる気だから。で、北が閉鎖国家でなくなった場合を妄想したり。



長いな、相変らず。私のエントリは。