子供のころ住んでた家の近くに
愛車BMWの洗車に命をかけてる家があった。
その隣の家の小さな英国車っぽい車が私は好きで、時々それに乗ったそこんちのおじいさんと顔を合わせたりした。
いつも庭の手入れをしている人で、私は金網越しに庭にいる犬と遊んだりしていた。
時々庭に出てくるおばあさんのことも、私は好きだった。
そこの若夫婦とはなぜか顔を合わせた事がなく、けれど奥さんは私に好意を持っていてくれたらしい。朝私がいってきますという声を聞くのが好きなんだと、ある時母に言ったそうだ。
その奥さんは若くで亡くなり、やがて私も引っ越した。
あの芝生が今はどうなっているのか。
たまに夢で迷い込む。