言葉にしなければ

滝本 :失礼な話だといいながらも、よく言うんだけど、オウムに20歳で入信し出家して5年経ったら25歳ですね。25歳でも精神年齢は20歳のままだなんてよく言うんですが、私は違うと思う。15歳だと思う。精神年齢は下がるよと言ってるわけ。
要するに、オウムというひとつの完璧な部分社会にはまってしまっていて、それ以外のイデオロギーや情報を遮断していたわけです。彼は情報としては入れていたけれども、それがとんと入らない。麻原さんの指示なら、全て何でもするというのがオウムですからね。身口意全部を捧げるわけだから、それをして来た状況ですから、社会のことは知らない。社会で仕事しててもよ。社会とある程度接触持ってても。だから・・・幼いですよね。ネクタイができるできない云々だけの問題じゃなくて、彼はネクタイは元々できたでしょ?多分つけられる。だけれど、「社会の常識はオウムの非常識、オウムの常識は社会の非常識」なんて言い方をするけれど、要するに社会の仕組みを知らない。本当の仕組みね。本音と建て前とか。あと、逆に社会の厳しさを知らない・・・ところはあるね。
だから、あなたのインタビューを受けて、あれが出ることで自分が今後どうなるかという心配が、まだ足りないなと思いますけどね。
一般には脱会した後に半年や1年2年3年、「手記をいつか書いてね」と言ってるけどなかなか書けない。急に書いた人は、本名で出してくれなんて言う人もいて、一度本名で出したこともあるけど、後になって「やっぱり本名じゃない方がよかった」なんて言う人もいて。その厳しさを知った時に、一度本名でカナリヤに出しちゃったことはまずいんですよということで、消した人もいくらかいます。あくまで本名じゃなきゃ出ないと言っていた人がいたけど、後々つらいよね。
だからやめた後もしばらく幼稚です。
でもそれが数年間、本当に社会復帰していく中で、すごく素敵な大人になるから、それが一番の楽しみですけどね。


Grip Blog: 滝本弁護士へインタビュー

私には、なぜpsycho78がまだ書き続けているのかが分からない。psycho78には、今自分がやっていることの意味合いがわかっていないのだろうなとは思うが。彼が書けば書くほど、松永英明を追いつめる。そしてそれは本人に対して、もう既に書いた。


途中、余計な人達があまりにも出て来過ぎた事。作為が行われすぎた事で、状況が掴めなくなった。そこで自分は立ち位置を微妙に狂わせたかと考える。致命的な間違いをやったかと考えもする。



感触としての本音をいえば、少し前決着がつくだろうと思った。だから無理矢理泉さんにも呼びかけたわけだが、泉さんらはおそらく今も「我々は理不尽に疑われている」と言うだろう。ではなぜこちらの呼びかけを無視し続けたのか。もう充分すぎるほど何度も、我々はあなた方に「さっさと終わらせてくれ」と言い続けてきたはずだ。そしてもちろん、泉さんと松永さんの問題はイコールではない。



疑われたといって、文句を言う。と言って、呼びかけにはそんなものには応じる訳がないと言ってみる。それはやはり、子供のわがままのレベルでしかない。社会で通用する筈もない。
また、作為が行われなければ(もしくは無作為)、現在のような状況にはなっていなかった。


全てを「私」の筋で、社会論で処理しようとする人たちが出てこなければ、ここまでの事にもなっていなかっただろう。


他にいろいろと考えていることもあるが、なかなか言葉にもならない。



*p6*幾つか読み通りの反応が出ているが

蛇に足が生えたら蜥蜴。


ところで、ただ目立ってるだけの野次馬を【登場人物】と呼べるのか?
そして目立ってるだけの野次馬に【有罪・無罪】を裁く権限はあるのか?
目立ってるだけの野次馬の何が白日の下に晒されるというのか?


野次馬なら無責任でいても構わないでしょ。だが私は、自分の言葉に責任を取らないなどとはいわない。既に何度も「自分は当事者ではない」と私は言っているはず。
続けて野暮レス。


ただの野次馬相手に、なぜわざわざ書いてみせるのか。あなたはただ、自分のやるべきことをやればいいだけだと思うけれど。