エネルギー関係

私の見ていない内に、世の中は進んでいくわけよね。


6月28日
NIKKEI NET:国際 ニュース 欧州向けガスパイプライン、EUと関係国が合意


これはしばらく前のロシアガス騒ぎで、ロシア以外からのガス輸入を本格的に検討し始めたEUの政策の一環。中央アジア、中近東から中東欧経由のパイプライン建設計画。ナブッコ(nabucco)パイプラインというやつ。今回はアゼルバイジャンなどのカスピ海産ガスをトルコ経由でウィーン近郊まで通し、その後、ドイツなどEU諸国に供給と。
ここで問題なのは、この計画にイランからの輸入も視野に入っている事。イランはガスの一大産出国で、ここが入らないと計画が成り立ち難い。んで、当然イランは核開発問題であのとおり。


FujiSankei Business i. 国際/イラン〜インドの天然ガスパイプライン 露ガスプロム参加へ(2006/6/17)というニュースもあった。アメリカはいったん三月にこのパイプラインを容認する姿勢を示したが、その後イランが動いて状況が変わった様子。イランは国際協調派復権かというニュースもあったけど、今GoogleNewsでイランの状況はどうなっているかなと見たら、「トルシエ氏、イランと交渉」 という文字が目に飛び込んできた。一瞬トルシエが核交渉してるのかと思った。いやあの偉そうな男なら、交渉事は結構うまくやれるかもしれないが。

じゃなくて。



ナブッコ・パイプラインはポーランドまで延びるらしい。ここはロシアエネルギー政策についていろいろ動いてる国。
United Press International - Energy - Turkey, Poland discuss Nabucco pipeline


「だから何?」って言わないでね。趣味だから。