とうに日は落ちているのに、雲は白く光を反射している。 どこに続いて行くわけでもなく、その奇妙な明るさを見ている。 どこかへ行けるという、幻想を持つわけでなく。 どこかへ行きたいという、感慨が湧くわけでなく。見慣れているわけでもない空に、何かし…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。